『土佐あかうし』って何??
聞いたことや見たことや、食べたことのある
土佐和牛』『土佐あかうし』「嶺北牛』の
呼び名で知られているのが・・・

土佐あかうし
です。


 土佐あかうしのおいたちと特徴

明治時代のなかばから九州方面より移入された韓牛系統の牛は、性質温順しかも動作機敏、暑さ、粗食に耐え、使役牛として在来牛に遙かに勝るということで、本県の水稲二期作地帯の農家は競って飼養し、この牛や韓牛による繁殖を行いました。
その後、体躯改善等を図るため、シンメンタール種や熊本県産の褐毛牛との交配も試みられた後、県内で改良がすすめられ、昭和19年に「褐毛和種」(あかげわしゅ)として認定されました。同じ褐毛和種である熊本系とは毛色において特徴が異なり、本県においては褐色の体色に対し、目の周囲、鼻、蹄等が黒い特徴を持つ「毛分け」と称する毛色が一般的です。

土佐あかうしでは黒毛和種に肉質では勝てないとの既成概念に対して、土佐のいごっそう(頑固者の意味)達は使役でだめなら肉用牛としてこの牛を生かすため改良を重ね、現在では黒毛和種に勝るとも劣らない評価が得られるまでになりました。
私たちは多くの方々に土佐の風土が育んだこの土佐あかうしを愛していただけるように今後も努力していきます。



 おいしさのヒ・ミ・ツ

◆おいしさのヒ・ミ・ツ@
熟成された赤肉(蛋白質)に含まれるイノシン酸などのアミノ酸は牛肉本来のおいしさのもと。高知の草と水でじっくりと育てられた土佐あかうしの赤肉はきめ細かく「しっかり」した味わいがあります。
◆おいしさのヒ・ミ・ツA
霜降り(脂肪)に含まれるオレイン酸などの不飽和脂肪酸は和牛独特の風味のもと。
土佐あかうしの遺伝子には、不飽和脂肪酸組成を多く作り出すSCD遺伝子AA型が多いことが判明しています。
この不飽和脂肪酸は、土佐あかうし特有の「すっきり」した美味しさと喉ごしをあらわしています。
これには血中コレステロールをコントロールする作用もあり、適度な摂取は健康に良いとされています。
(SCD遺伝子型:黒毛和種AA型32.6%に対し、土佐あかうしは67.9% 県畜産試験場調べ。)
◆うまさの秘密B
赤肉ばっかりだと、ちょっと物足りない。霜降りが過ぎると、ちょっともたれる。
土佐あかうしのお肉は、赤肉と霜降りの2つの美味しさが、
最高のバランスで共存しているところに特徴があります。
炭火で炙る。吟味した塩コショウを軽くつける。頬張る。これで幸せ。
もちろん、塩焼き、すき焼き、たたき料理などもたいへん美味しいと評判です。



 はたらきもの♪

夏の暑さや病気に強く、足腰が丈夫なうえ、性格がおとなしくて飼いやすい土佐あかうしは、放牧特性に優れた牛で、昔から盛んにシバ草地などでの放牧が行われていました。最近は電気牧柵などの利用で、耕作放棄地を囲って放牧するなどの、簡易放牧での活躍も目立ってきました。この放牧スタイルで荒れた土地が元に戻って地主さんは大喜び。牛を貸し出した農家さんは、普段の管理が楽になり、お母さん牛さんは美味しい草を食べながら運動して足腰鍛えて、立派な子牛を産む準備が出来ます。結果みんなが大満足。雑草を草資源として活用するなんて、何だか「エコ」な牛でしょ?




耕作放棄地の解消のために働く土佐あかうしの精鋭ママさん部隊、「100まさ」と「ようすけ」。
体が埋もれるぐらいまでに茂った休耕田の野草をたった1週間で食べ尽くしてしまいました。


 おおきくなるまで・・・


お母さん牛は1年に1回、子牛を産みます。
子牛は8ヶ月ぐらいまでお母さんと一緒に過ごします。
お母さんのお乳と、乾草、育成配合飼料を食べて育ちます。

肥育期間は20ヶ月ぐらいです。
農家さんの畜舎で、大切に、のんびりと、ゆったりと。
ワラや乾草、配合飼料を食べて育ちます。


 とっても貴重なんです!!

日本で飼われている肉牛さんは275万頭
そのうち土佐あかうしはたったの3,000頭
牛肉消費量でいえば、高知県内消費の4.2%
日本国内では0.02%にしかなりません。
和牛のなかでも、とっても貴重な品種の和牛なんです。
高知で生まれて、高知で育って。性格優しく、里山の保全にも役立つ「エコ」な牛。
美味しいと評価してくれて、応援してくれる人がもっと増えたら、それが高知で土佐あかうしを飼っている

生産者のとても大きな励みになります。


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